VRゴーグルが欲しいと思っても、その種類は多種多様。どのVRゴーグルを選ぶべきか、迷ってしまう人も少なくないでしょう。
この記事では、失敗しないVRゴーグルの選び方を詳しく解説します。記事を読めば、自分にピッタリのVRゴーグルを見つけることができるでしょう。
失敗しないVRゴーグルの選び方
VRゴーグルの選び方に失敗しないためには、価格、解像度、視野角、重さ、接続方式の5つのポイントを考慮することが重要です。これらの要素を適切に把握し、自分のニーズに合ったVRゴーグルを選ぶことで、より良いVR体験を実現することができます。
価格を考慮する
VRゴーグルは、数千円から数十万円までと幅広い価格帯で販売されています。最初に自分の予算を決めることが大切です。予算が決まれば、その範囲内で最も性能が良いものを選ぶことができます。
価格が高いほど性能が良い傾向にあるので、予算が許す限り高価なものを選ぶと良いでしょう。しかし、初めてVRゴーグルを購入する場合や、あまり頻繁に使用しない場合は、低価格のものでも十分な性能を持つものがあります。
解像度を確認する
VRゴーグルの解像度は、画像の鮮明さを左右します。解像度が高いほど、細部まではっきりと見ることができます。解像度は「ピクセル数」で表され、ピクセル数が多いほど高解像度となります。
- 一般的に、VRゴーグルの解像度は「1080×1200」から「2160×2160」までとなっています。
- 解像度が高いほど画質は良くなりますが、それに伴って価格も上がる傾向にあります。
自分の予算と、どれだけ高画質な映像を求めるかを考慮して選びましょう。
視野角をチェックする
視野角は、VRゴーグルを装着した時にどれだけ広い範囲を見ることができるかを示します。視野角が広いほど、よりリアルなVR体験ができるので、大きな視野角を持つVRゴーグルがおすすめです。
視野角は「度数」で表され、一般的には90度から110度の範囲です。しかし、視野角が広いほど価格が高くなる傾向にあるので、自分の予算とVR体験のリアルさを求める度合いを考慮して選びましょう。
重さを確認する
VRゴーグルは頭に装着するため、重さが重要な選択基準となります。重すぎると長時間の使用は困難であり、頭や首への負担になる可能性があります。一般的に、VRゴーグルの重さは300gから700gの範囲です。
重さが軽いほど長時間の使用も可能ですが、軽すぎると安定性や耐久性が低下する可能性もあるので、自分が快適に使える重さを選ぶことが大切です。
接続方式を選ぶ
VRゴーグルの接続方式は、主に有線と無線の2種類があります。有線の場合、PCやゲーム機と直接接続して使用します。無線の場合、Bluetoothなどの無線通信を利用して接続します。
有線の場合、安定した通信が可能ですが、ケーブルが邪魔になることもあります。一方、無線の場合、自由な動きが可能ですが、通信の安定性や遅延が問題となることもあります。
自分の使用環境や、VRゴーグルをどのように使用するかを考慮して、適切な接続方式を選びましょう。
代表的なVRゴーグルのブランドと特徴
オキュラス（Oculus）
オキュラスは、VRゴーグルのパイオニア的存在とも言えます。その中でも「オキュラス・クエスト2」は特に注目されています。
オキュラス・クエスト2は、PCとの接続が不要なスタンドアロン型で、場所を選ばずにVR体験ができます。高解像度のディスプレイにより、映像のクオリティも高く、没入感のあるVR体験が可能です。
- 高解像度のディスプレイ
- ワイヤレスで自由な動きが可能
- 独自のコントローラーによる直感的操作
これらの特徴から、オキュラスは高品質なVR体験を求めるユーザーに適しています。
プレイステーションVR（PlayStation VR）
ゲーム機「プレイステーション4」や「プレイステーション5」に対応したVRゴーグルです。
プレイステーションVRは、プレイステーション専用のVRゲームが豊富で、ゲーム体験をよりリアルに楽しむことができます。一部のゲームではVRゴーグルを使わない人との同時プレイが可能なので、家族や友人と一緒に楽しむことができます。
- プレイステーション専用のVRゲームが豊富
- 一部のゲームでは、VRゴーグルを使わない人との同時プレイが可能
これらの特徴から、プレイステーションVRはゲームを中心にVR体験を楽しみたいユーザーに適しています。
HTC VIVE（HTC Vive）
HTC VIVEは、PCと接続して使用するタイプのVRゴーグルです。
HTC VIVEは、ハイエンドな性能と高品質な映像が特徴で、よりリアルなVR体験を求める人におすすめです。大型のルームスケールVRが可能なので、自由度の高い動きを楽しむことができます。
- ハイエンドな性能と高品質な映像
- 大型のルームスケールVRが可能
これらの特徴から、HTC VIVEは高性能なVR体験を求めるユーザーに適しています。
サムスン ギアVR（Samsung Gear VR）
スマートフォンをゴーグルにセットして使用するタイプのVRゴーグルです。
サムスン ギアVRは、スマートフォンとの連携による手軽さが特徴です。専用のゴーグルとスマートフォンがあれば、すぐにVR体験ができます。価格も比較的低めなので、初めてVRを試す方にもおすすめです。
- スマートフォンとの連携による手軽さ
- 低価格でVR体験が可能
これらの特徴から、サムスン ギアVRは手軽にVR体験を楽しみたいユーザーに適しています。
グーグル デイドリーム（Google Daydream）
スマートフォンを利用したVRゴーグルで、手軽にVR体験を楽しむことができます。
グーグル デイドリームは、スマートフォンをゴーグルにセットするだけで手軽にVR体験ができます。Googleのサービスと連携しているため、YouTube VRなどのコンテンツを楽しむことができます。
- 手軽にVR体験が可能
- Googleのサービスとの連携
これらの特徴から、グーグル デイドリームは手軽にさまざまなコンテンツを楽しみたいユーザーに適しています。
以上、代表的なVRゴーグルのブランドとその特徴をご紹介しました。それぞれの特徴を理解し、自分の用途や予算に合ったVRゴーグルを選ぶことが大切です。
| 企業名 | 創業年 | 理念 | 特徴 |
| オキュラス（Oculus） | 2012年 | VRを通じて人々のコミュニケーションを変革する | 高解像度のディスプレイ、ワイヤレスで自由な動きが可能、独自のコントローラーによる直感的操作 |
| プレイステーションVR（PlayStation VR） | 1994年（ソニー・インタラクティブエンタテイメント設立年） | ゲームを通じて人々に夢と感動を提供する | プレイステーション専用のVRゲームが豊富、一部のゲームでは、VRゴーグルを使わない人との同時プレイが可能 |
| HTC VIVE（HTC Vive） | 1997年（HTC設立年） | 人々の生活をテクノロジーで豊かにする | ハイエンドな性能と高品質な映像、大型のルームスケールVRが可能 |
| サムスン ギアVR（Samsung Gear VR） | 1938年（サムスン設立年） | 新しい価値を創造し、世界を豊かにする | スマートフォンとの連携による手軽さ、低価格でVR体験が可能 |
| グーグル デイドリーム（Google Daydream） | 1998年（Google設立年） | 情報を整理し、世界中の人々がアクセスできるようにする | 手軽にVR体験が可能、Googleのサービスとの連携 |
VRゴーグルのよくある質問
VRゴーグル選びにおいて、多くの人が抱える疑問や質問を解決することで、より良い選択ができるようになります。以下に、VRゴーグルに関するよくある質問とその答えを5つ紹介します。
Q1. VRゴーグルの価格帯はどれくらい？
VRゴーグルの価格帯は、その性能やブランドにより大きく変動します。一般的に、スマートフォンに接続して使用するタイプのエントリーモデルは数千円から、ハイエンドなPC接続型のものは数万円からとなります。
しかし、価格だけで選ぶのではなく、自分の予算と使用目的を考慮して選ぶことが大切です。
Q2. PCと接続しないといけないの？
VRゴーグルには、PCに接続して使用するタイプと、スタンドアロン（単体で使用できる）タイプがあります。PC接続型は高性能なVR体験が可能ですが、高スペックのPCが必要となるので注意が必要です。
一方、スタンドアロン型はPC不要で手軽にVR体験ができますが、性能面で制限があることもあります。
Q3. VRゴーグルを使うと酔ってしまうの？
VRゴーグルを使用すると、体験の内容や個人の体質により、酔いを感じることがあります。これは、実際の身体の動きとVR内での視覚情報が一致しないことで起こる現象です。
しかし、最近のVRゴーグルは酔いにくい設計がされているものも多く、また酔いを防ぐための設定や工夫もあるので、試してみることをおすすめします。
Q4. VRゴーグルの画質はどれくらい？
VRゴーグルの画質は、その解像度や視野角、リフレッシュレートなどにより異なります。一般的に、解像度が高いほど鮮明な映像を楽しむことができ、視野角が広いほどリアルな視覚体験が可能になります。
リフレッシュレートが高いほど滑らかな映像を得られ、酔いにくくなります。
Q5. VRゴーグルはどのように保管すればいい？
VRゴーグルは、レンズが直接日光に当たらないようにし、湿度の高い場所や高温の場所を避けて保管することがおすすめです。レンズには指紋やホコリが付かないように注意し、付着した場合は専用のクリーナーで優しく拭き取ると良いでしょう。
VRゴーグルの選び方のまとめ
VRゴーグルを選ぶ際には、以下の5つのポイントを考慮することが大切です。それぞれの要素を理解し、自分のニーズに合ったVRゴーグルを選ぶことで、最高のVR体験を実現することができます。
- 価格：数千円から数十万円までと幅広い価格帯があります。予算を決めた上で、その範囲内で最も性能が良いものを選びましょう。
- 解像度：画像の鮮明さを左右します。ピクセル数が多いほど高解像度となりますが、価格が高くなる傾向にあります。
- 視野角：視野角が広いほど、リアルなVR体験ができます。価格が高くなる傾向にありますが、リアルな体験を求めるならば高視野角のものがおすすめです。
- 重さ：頭に装着するため、重さが重要な選択基準となります。重すぎると長時間の使用が困難になるため、自分が快適に使える重さを選びましょう。
- 接続方式：有線と無線の2種類があります。有線は安定した通信が可能ですが、ケーブルが邪魔になることもあります。無線は自由な動きが可能ですが、通信の安定性や遅延が問題となることもあります。
これらのポイントを踏まえ、自分のニーズに最も合ったVRゴーグルを選びましょう。最適な選択をすることで、VR体験はより楽しく、鮮やかになります。